2024年10月。
「ちょっと歯石が気になるな」と思い、軽い気持ちで歯医者に行きました。目的はシンプルに歯石除去。スッキリして帰れるつもりだったんです。
ところが――
歯石除去から始まった“歯の治療ロードマップ”
診察の結果、歯石だけでは済まず「歯周病になりかけていますね」とのこと。
歯茎の腫れや出血の原因は、ただの汚れではなく進行中の歯周病でした。
「これはしっかり治療が必要です」
ここから僕の歯のメンテナンス期間が始まりました。
11月末:右の親知らずを抜歯
歯周病の治療中、「親知らずが炎症の原因にもなっているかも」とのことで、右側の親知らずを抜くことに。
初めての抜歯は不安でしたが、案外スムーズに終わり、1週間ほどで腫れも治まりました。
12月:虫歯が見つかる
親知らずを抜いてホッとしたのも束の間。
「奥歯の間に虫歯があります」と言われ、虫歯治療もスタート。
「正直、歯磨きはそこそこやってたけど、フロスとかサボってたな…」
そう思いながら、毎週のように歯医者に通う日々へ。
2025年2月:治療したのに…歯茎が腫れて、まさかの神経が死んでいた
虫歯の治療が一通り終わったあと、しばらくしてから治療した箇所にズーンと重い痛みを感じるように。
しばらくすると痛み自体は引いたのですが、歯茎の腫れがなかなか引かないのが気になって、再び歯医者へ。
診てもらった結果――
「神経がもう死んでしまってますね。根の治療が必要です」
まさか、痛みが治まったのは“神経が死んだから”だったとは思いもよりませんでした。
それと同時に、歯の根元で炎症が起きていたため、**根管治療(根治)**をすることに。
歯の中の神経を取り除き、根っこの中を丁寧に掃除して薬を詰めていくこの治療は、何度か通院が必要でなかなか根気のいる作業でした。
ですが、放置していたらもっとひどいことになっていたかもしれません。
この経験で、「痛くない=大丈夫とは限らないんだな」と身に染みて感じました。
2025年4月:被せ物をして虫歯治療終了
根治が終わったあと、最終的に被せ物をしてようやく虫歯治療も完了。
ここまでで半年以上。まさかここまでかかるとは思っていませんでした。
2025年5月:左の親知らずも抜歯(※今回はかなり手こずった)
もう片方の親知らずもいずれ抜く必要があるとのことで、連休明けに左側を抜歯することにしました。
「2回目だし、今回は気楽にいけるかな」と思っていたのですが、甘かったです。
なんと、抜く予定の親知らずの根っこが“イボイボ”と複雑な形をしていたため、かなり苦戦。
先生も「これはちょっと手こずるかもしれません」と言いながら、かなり慎重に時間をかけて抜いてくれました。
口を開けっぱなしの時間が長くて正直しんどかったですが、無事に抜歯完了。
抜歯後は痛みと腫れが出たため、ロキソニン(鎮痛剤)と抗生物質を服用。
また、治癒に必要な血餅(けっぺい)※が取れてしまうとドライソケットになる恐れがあると説明を受けたので、
勢いよくうがいをするのは避け、しばらくはそっと口をゆすぐ程度にとどめていました。
※血餅とは、抜歯した穴にできる血の塊のこと。これがはがれると強い痛みを伴う「ドライソケット」になるため要注意です。
そんな感じで、2回目の抜歯はなかなか大変でしたが、今はようやく落ち着いています。
まとめ:歯のケアは「先延ばししない」が正解
ここまで読んでいただいて、もし「歯医者ちょっと面倒だな」と思っている方がいたら、言いたいです。
違和感がなくても、半年に1回は行きましょう。
僕のように、軽い気持ちで行ったつもりが半年以上通うことになるかもしれません。
歯は自然には治りません。痛くなってからでは遅いんです。
毎日の歯磨きに加えて、フロスや歯間ブラシの習慣も大事。
そして定期的な歯科検診が、本当に大切だと身をもって実感しました。
特に抜歯後のケアは、ただ痛みを我慢するだけではなく、
「ドライソケットにならないようにうがいを控える」など、意識するポイントがあるというのも大きな学びでした。
みなさんも、どうかご自愛ください。
「歯医者は早めに、ケアは日常から」が、これからの僕の教訓です。
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