今月の給料日に傷病手当が入金されました。
本日は傷病手当について私の経緯をもとに紹介します。
現在健康な方も、万一の場合の備えになればと思いますので、ぜひご一読ください。
「傷病手当金」とは、
傷病手当金は、病気休業中に被保険者とその家族の生活を保障するために設けられた制度で、病気やけがのために会社を休み、事業主から十分な報酬が受けられない場合に支給されます。なお、任意継続被保険者の方は、傷病手当金は支給されません。(健康保険法第104条による継続給付の要件を満たしている者は除く。)
傷病手当金は、被保険者が病気やけがのために働くことができず、会社を休んだ日が連続して3日間あったうえで、4日目以降、休んだ日に対して支給されます。 ただし、休んだ期間について事業主から傷病手当金の額より多い報酬額の支給を受けた場合には、傷病手当金は支給されません。
全国健康保険協会 https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat320/sb3170/sbb31710/1950-271/
まず今回の発端となったのが、20年前より患っている潰瘍性大腸炎の悪化により、今年(2022年)の1月に入院したことから始まります。
退院後も在宅療養が続き、具体的には1月11日~2月23日までの約1ヵ月半が職場に出勤できず休職扱いになりました。
そのため、
2~3月(※給料は一ヵ月ズレています)はお給料としては0円。
ですが税金・社会保険料は派生するので給料明細はなんとマイナスに…‼
4月分については完全職場復帰をはたしているものの、2~3月の税金・社会保険料のマイナス分を給料から天引され、減額になっておりました。
職場には2月24日から復帰しましたが、最初のうちは体調も完全ではないため軽業務から仕事を慣らしていきました。私が傷病手当金の申請に動き出したのは、病気の再悪化の心配が薄まったなと実感できるようになった4月冒頭です。
以下は私が実際に行った傷病手当金申請までの流れです。
- 健康保険組合のHPにアクセスする。
- 申込用紙ダウンロードのページにて、傷病手当金請求書を印刷する。
- 自身で記入できる項目を全て記入する。
- 受診している医療機関にて、”療養を担当した医師が意見を書くところ”を記入してもらう。(数日かかりました)
- 職場に”事業主が記載するところ”を記入してもらう。→健康保険組合へ提出。
5番の”事業主が記載するところ”を記入してもらい、そのまま職場より健康保険組合に提出していただけました。請求書を職場へ提出できたのは4月22日になります。
上記の手順で申請を完了させ、翌5月の給料日に給料と一緒に手当金が振り込まれました!
ちなみに私の場合、
①健康給付金(これが傷病手当金)
②互助会給付金 ③会社慶弔金(②③は会社によります)
の3種類の項目で振り込んでいただけておりました。
手当金は私が休職していた1.5ヶ月分のほぼ全額になります。
給付金、あるとないとでは全然違ってきます!大変助かります。
余談ですが、同僚で同じく傷病手当金を申請した人がいるのですが、その方は提出書類に不備があったらしく、差し戻しがなんと4回もかかり、支給が遅くなってしまったと言っていました。
なので書類の書き忘れがないか、ハンコ欄に抜けが無いかなど、当たり前のことではありますが都度確認のうえ、不備なく提出できるようにしたいですね。
以上、今回は傷病手当金の申請方法を紹介しました。
給料や勤務会社によって給付される金額は変わってくると思いますが、ぜひ病気などで連続4日以上お仕事を休んでしまった方は忘れずに請求していただきたいと思います。
詳細や情報については下記ホームページより最新の情報をご確認ください。
↓
●全国健康保険協会
URL:https://www.kyoukaikenpo.or.jp/
傷病手当金の申請期限は、労務不能になった日より2年を経過すると時効により申請できなくなるそうです。もしまだ期限内の方がいらっしゃれば今からでも申請してみてはいかがでしょうか。
コメント